Over the next half-century

サンウェル 企画精度の向上がテーマ 

2018.10.12

プレスリリース

~独自性の発揮にも力~

 サンウェルの今泉治朗社長は、今後の重点方針に企画精度の向上と独自性の発揮を掲げる。「備蓄していれば売れるという時代ではない」として、顧客や仕入れ先との情報収集を進めた上で商品企画の精度を高める。さらに、顧客や仕入れ先との連携深化や存在感の発揮のために、今後は独自性がより重要な要素になると指摘する。
 同社の主力事業である生地販売は、多品種な生地を備蓄し小口から即納するというビジネスモデル。市場が拡大する際には備蓄生地の幅を広げ、奥行きを持たせることが売り上げや利益に直結したが、市場縮小が顕著になりつつある今は、在庫処分のリスクが高まり、それが収益を大きく圧迫しかねない。
 この改善に向けて改めて力を注ぐのが企画精度の向上。「定番品の備蓄量は減らさない」ものの、全体として備蓄量を絞り込む。「顧客や市場をしっかりと想像した上でのモノ作り」を実践することで商品成約の確度を上げる。国内市場に限らず中国や欧州向けなども同様の考えで、効率重視の企画、生産へとシフトしていく。
 企画精度向上を重点方針に掲げる背景には、生産ペースのタイト化も関係している。国内産地や中国の縫製スペースなどが人手不足と工場閉鎖を主な要因に軒並みタイト感を強めており、コンバーティングの選択肢が限られてきているのが昨今の特徴。「無駄なもの(売れないもの)を作る余裕はない」状況にあり、企画精度の向上が必要と判断した。販売だけでなく発注の面でも、仕入れ先などからの情報収集に力を注ぐ。
 独自性の発揮にも取り組む。顧客や仕入れ先から「選ばれる」ためには他社にはない独自性を持っておく必要があるとし、商品、機能・サービスの両面でそれを追求。その上で協業や連携につなげ、事業の維持拡大につなげるイメージを描く。

(繊維ニュース 平成30年10月12日)

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