Over the next half-century

サンウェル 海外事業を強化 中国、東南アジアなどで 

2017.01.10

プレスリリース

 服地コンバーターのサンウェルは海外事業を拡大する。輸出事業、中国事業、東南アジア事業合わせて2年後には50億円規模を想定、国内・海外現地での開発素材などの精度を高めて、それぞれを柱市場に育成する。

 長年、輸出を手掛けてきた蓄積が結実し、円安を背景にこの数年規模を拡大している。一昨年から伊素材見本市ミラノウニカに出展して、欧米輸出を本格化、イタリアやフランス、米国の約30ブランドとの取り組みが進んでいる。

 為替の厳しさを超えて、高い品質に裏付けられた綿や綿複合素材、ポリエステルなどでのサンウェルの定番素材がリード役を果たしている。1500マーク以上の素材を常時在庫し、着分カラーがいつでも納入できる機能が欧米アパレルにも支持されている。

 「市場の可能性は大きく、今後プレゼンテーション能力をさらに高めて」拡販をはかる。中国でもメイド・イン・ジャパンの素材を求める動きは根強く広がっており、この間広げてきた上質素材や意匠素材を軸に拡販を図る。欧米、中国、韓国、台湾などに向けた輸出事業で2年後には20億円の売り上げを目指す。

 中国では現地法人の内販が伸びている。中国のコスト増などで日系アパレルとのビジネスは縮小しつつあるが、中国現地アパレルとの取り組みが進展している。現地開発素材約200マークを柱に日本からの輸出の受け皿としての役割も果たしながら、上質化する中国アパレルとの取り組みをさらに加速させ、中国事業で2年後20億円を目指す。

 東南アジアでは3年半を経過したサンウェル・タイランドの事業を加速させる。現地開発、ストック素材が32マークに拡大、2年目から黒字化しており、昨年にはベトナムにもショールームを開設してタイと連動。素材は1反からでも納入でき、素材から製品まで一貫して対応できる機能が支持されて毎年2ケタ増で推移している。タイではメンズ系、ベトナムではスポーツ系アパレルとの取り組みが拡大しつつある。

 徐々に周辺国でのフォロー体制も整え、東南アジア事業で2年後売り上げ10億円を想定する。

 日本国内のアパレル市場が伸びにくいなか、同社は欧米、中国、東南アジアでそれぞれの市場に見合った素材開発やオリジナル定番素材のバリエーション開発を進め、それぞれを国内と並ぶ市場に育成していく。

(繊研新聞 平成29年1月10日)

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