SUNWELL co.,LTD

プレスリリース

プレスリリース詳細

[2011.1.27]
服地コンバーターのサンウェル 〜在庫機能生かし売上高回復〜 
”繊研新聞 平成23年1月26日(水)”

 服地コンバーターのサンウェルは、11年1月期売上高が150億円と、リーマンショック前の08年度並に回復している。原料・生地不足に対し、在庫を切らさない戦略が支持を集め、数量を積み上げた。
 前期売上高は138億円。テキスタイル、アパレル製品とも全社業績の回復とほぼ同様に推移した。
 主力事業のテキスタイルは、素材供給が追いつかない「物不足」(今泉治朗社長)が追い風となった。原料高や全般に広がる生産の遅れなどで生地の供給が不足し、同社の在庫機能が受け皿となった形だ。生機や加工スペースが確保しにくくなる中で、「とにかく在庫切れを起こさないように努めた」と言う。着分など1b単位の細かい受注も、在庫照会・注文サイト「サンウェルネット」などを通じて着実に取り込み、数反単位のオーダーにつなげている。特に勢いがあるのは、ボトム、チノパン用の綿素材。
 細かい注文が急増する中で、サンウェルネットの役割が高まっている。ネットを通じた取り引き件数は全受注の6割に達し、販売額も前期の15億円を上回る17〜18億円となる模様だ。
 登録数は5500で、うち47%がアクティブユーザー。リアルタイムで在庫照会が更新されるため、ダブルブッキングなどの事故・ミスを防ぐとともに、社内的な業務の合理化にも貢献している。