SUNWELL co.,LTD

プレスリリース

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[2011.7.19]
上期、テキスタイル堅調  〜製品OEMの拡大課題に〜 ”繊維ニュース 平成23年7月13日(水)”

 サンウェルの今泉治朗社長によると、同社の今上期(2011年2〜7 月)業績は、テキスタイル事業の売上高が前年同期比微増となる見通しだが、製品OEM・ODM事業が震災の影響もあって苦戦を強いられた。下期以降は綿糸価格が下げに転じている点を考慮し、テキスタイル事業で「損をしないように」舵を取りながら、製品OEMとの連動を強め、全体の底上げを図る。
 東日本大震災からゴールデンウィークまではテキスタイル事業も苦戦を強いられたが、そこから徐々に回復し、6月は夏物の現物と秋冬物の販売時期が重なったこともあって好調に推移した。製品OEM・ODMは「震災後の3 月、4月で注文が取れなかったのが痛かった」と総括する。
 下期から来期に向けて、改めて「テキスタイルと製品の融合」を推進する。今泉社長によると、「製品納入」を求める顧客は年々増加しており、「この声をいかに取り込めるか」がポイントとなる。この観点から、テキスタイルコンバーターとして改めて「生地から差別化した製品OEM」という点を顧客に訴求する。
 中国現地法人の燦日泉<上海>貿易は6月で上期を終え、「売り上げ堅調も、コストアップが大変」という状況。縫製工場の上海和泉時装は工員の離職率が高まっていることなどから、規模の縮小が続いているという。