[2014.5.30]
本物の質感再現した素材カタログを作成　ネット連動の販促ツール　　　”繊研新聞　平成26年5月30日（金）”

　服地コンバーターのサンウェルは14〜15年秋冬から、新たに開発したテキスタイルをカタログにし、ネット販売と連動した販促ツールとして活用している。
　「テキスタイルカタログ」として3,000部を印刷、既に2,000部を得意先に配布した。特殊なスキャナーと撮影方法、最新の高精密印刷技術を駆使し、既存のカタログに比べ、立体的で微妙な色の違いなども鮮明となり、一つひとつの素材の質感がリアルに見える。
カタログのカテゴリーは天然繊維、合成繊維、ニット、ウール、先染め、プリントの六つ。14〜15年秋冬の開発素材を中心に14年春夏の新色など、合わせて約140マークを掲載し、それぞれに配色カラーアレンジも撮影、貼付している。
同社は10年以上前からテキスタイルのネット販売「サンウェルネット」を稼働し、当日出荷や在庫照会、メーター単位の販売、出荷指示などのサービスを軌道に乗せ、現物のサンプル見本帳なども作成している。
今回のテキスタイルカタログはサンウェルネットと連動して、素材やパターン帳の絞り込みなど素材購入前の新たな販促ツールとして活用する。
今回3,000部を印刷したが、状況を見ながら今後、印刷部数や掲載素材マーク数も増やし、得意先への配布も拡大、ビジネスの深耕に役立てる。