[2015.07.28]
サンウェルのタイ法人が本格化　開発素材増やす　　　繊研新聞　平成27年7月28日（火）

　服地コンバーターのサンウェルのタイ現地法人サンウェル・タイランドは、現地開発素材を30マーク以上に拡大、日系の
アパレルメーカーやSPA（製造小売業）への販売を拡大する。
　同社は設立して丸2年が経過した。綿素材の開発、販売を軸にスタートし、ポリエステルやナイロン、レーヨンなど化合繊複合の
開発や、吸湿速乾などの機能性素材にも広げている。現地でストックし、1反から販売できる素材は32マークに拡大している。
　日系の現地素材メーカーや染色工場に加え、タイ現地のメーカーでも、工場に入り込み、徹底して日本レベルの品質の確立に
力を注いでいる。またベトナム、ミャンマーなど東南アジア全域で安定した供給体制作りを進め、要望によってはOEM（相手先
ブランドによる生産）受注の体制も整えてきた。
　インナーからアウター向けまで素材の拡大とストック販売の体制が拡大するにつれ、日本のアパレルやSPAブランドとの
取り組みが拡大している。カジュアル感のあるレディスブランドや、メンズブランドとの取り組みも進行している。今後、タイでの
開発素材をさらに増やし、ビジネスを拡大する。
　サンウェルグループとしては日本、中国、タイ3極での開発、連携を強化し、日本、東南アジア、欧米市場への販売を本格化する。