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[2016.07.28]
「見直される分業体制 ますます関係強化 我ら産地と共に 生地商編」
サンウェル 〜取り組み深耕で即納機能〜
繊維ニュース 平成28年7月28日(木)
当社はこのほど、生地の即納サービス「おまたせしま10(テン)」を立ち上げました。幅広い生地を備蓄することを強みとする当社ですが、受注が特定品番に偏った際に一時的に欠品が発生することもあります。その改善を協力関係にある染工場との取り組みによって図るというのがこのサービスです。
欠品していても10日以内に必ず出荷するというのがおまたせしま10で、現在は8品番ですが徐々に対象を拡大していく計画です。少量をすぐに欲しいという顧客をターゲットにしていますが、早速受注増にも寄与しています。
このサービスの実現には国内染工場の協力が不可欠です。当社はコンバーターであり、直接的に設備を保有しません。企画デザインを除く直接的な生地作りはメーカーに任せ、当社はそれを備蓄する。この密接な分業体制が今後も重要になっていきます。
国内外の顧客がスピード感を重視しています。しかし一方で産地や染工場のスペースは限られてきています。その改善には我々のような備蓄型コンバーターとモノ作り企業が深く取り組むしかありません。
当社は多くの国内産地、染工場と取引があり、海外生産も一部ありますが、全体として国内外で大きな変動は見られません。ただし、個別で見るとあります。その違いは信頼関係です。
当社をメーンに扱ってくれるところにはやはり当社も力を入れて発注します。信頼関係を前提とした「取り組み方」が今後もポイントになるでしょう。