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[2013.4.9]
トレンド踏まえ先行素材提案 4シーンで100マーク超 ”繊研新聞 平成25年4月9日(火)”
服地コンバーターのサンウェルは14年春夏から先行素材の提案を本格化する。いち早くトレンドを踏まえた素材を打ち出し、
企画スケジュールが早いアパレルメーカーなどとの取り組みを深耕する。
14年春夏プレビューとして提案したのは4シーン向けで100マーク以上。リラックスした「デイ・オフ 」シーンは、必要以上にトレンドを意識せずに自分の時間を大事にする層に、オーガニックコットンや綿ジャージーなどを中心に企画。「クリエイティピティ」は、スポーツやアートなどの趣味を持つ行動的で刺激のある層にダブルフェイスやプリーツ、先染めストライプ、チェック柄などの軽快な装いを機能性素材も加えて提案した。「トラべル」は、海外への旅や旅行先をイメージし、刺繍柄やジャカード、レース、プリントなど装飾性のある素材を出した。「コミュニケーション」では、新しい出会いの場を念頭に光沢感や透け感など、きれいな表情を重視したレースや刺繍、ジャカード、エンボスプリントなどを企画。それぞれのシーンでトータルコーディネートを提案する。
同社はこれまでも先行して企画構成を打ち出してきたが、先行アパレル向けに見本素材をコーディネートして具体的な提案をするのは初めて。
引き付けた期中企画を重視するアパレルがある一方で、ニツトなどをベースに企画スケジュールの早いアパレルが存在する上、ODM(相手先ブランドによる設計・生産)メーカーなどが拡大していることに対応。市場をセグメントしながら、精度の高い素材をいち早く企画、提案することで、存在価値を鮮明にし、アパレルとの取り組みを拡大する。