SUNWELL co.,LTD

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[2015.11.05]
グローバル事業に力  中国向け輸出、内販を深耕    繊研新聞 平成27年11月5日(木)

 

 服地コンバーターのサンウェルは、グローバルビジネスをさらに強化する。タイの現地法人サンウェル・タイランドが軌道に乗ってきたことに加え、中国、欧米などへの服地輸出にも手応えが出てきた。数年で服地輸出の倍増を計画するほか、中国、タイなどの内販事業も合わせて、グループのグローバル事業売り上げを50億円規模に引き上げる。
 今上期の服地販売は、国内は前年同期比数%の伸びで推移したが、輸出は順調に広がり、トータルでは前期比微増となった。「国内も堅調だが、今後の成長が予想されるのは海外」(今泉治朗社長)としてグローバル事業を強化する。服地輸出では現在、中国が33%、欧米20%、香港20%、韓国、台湾が20%、東南アジア7%の比率で、売り上げは約10億円。これを数年後に20億円まで拡大する。
 特に中国は、上質な日本素材への関心が高く、特殊な複合繊維や後加工などを中心に広がっている。1年前から上海現地法人発のテキスタイル企画をスタートするなど、現地ニーズを反映した素材を拡充してきた。今後も市場規模や現地アパレルの成長性を背景に拡大を予想しており、輸出、内販ともに注力する。
 欧米市場では、今年初めて伊素材見本市ミラノウニカに出展、新たな市場での取り組みに手応えを得たことから、出展を継続する方針だ。
 また、今年設立2年目を迎えたタイ現地法人は、機能素材など既に30マーク以上を現地で開発、在庫にするなど体制が整い、東南アジアへの加工貿易用のテキスタイル輸出への期待も高まっている。供給マーク数を拡充し、周辺国を含めフォロー体制を強化する。