2019.04.12
プレスリリース
~オリジナル、機能性高める~
服地コンバーターのサンウェルは19~20年秋冬向けで、ウール調ポリエステル「ラナテック」やポリエステル・レーヨン「モナルーチェ」など化合繊を柱に据えた。ウール原料の高騰やイージーケア素材の需要増に対応し、オリジナル性と機能性を高めながら拡販する。
ウール調ポリエステルの「ラナテック」は、前秋冬シーズンから販売するオリジナルで、コンパクトで仕立て栄えのするメンズ帳の表情と、洗ってもしわやピリングが起きにくい扱いやすさが好評だった。今秋冬はトップ染めの「ラナテック・ラボ」で3マーク、ソフトで膨らみのある「ラナテック・レイ」で10マークを投入し、ラナテック全体で30マークに広げた。
モナルーチェはポリエステル・レーヨンの混紡糸を使った同社独自の中肉織物で、撚糸から染め、織り、整理まで国内で仕上げた。ストレッチ性とキックバック性、滑らかな風合いにこだわり、無地、チェック、ストライプの7マークを揃えた。
また、暖冬傾向を背景に、薄地でもハリ感のあるポリエステル・レーヨンを充実し、PTT(ポリトリメチレンテレフタレート)繊維「ソロテックス」とウール調ポリエステル「ラナテック・ラボ」のツイードチェックの交織2マークを加えた。防シワや洗える機能、クラシックなチェック柄を揃え、パンツ以外にも用途を広げる。
機能素材では、マイクロアクリル・レーヨン複合の吸湿発熱保温素材「ソフトサーモ」をポリエステル・レーヨンと複合した9マークを投入したほか、耐久撥水も取り入れた。
同社は今秋冬素材で230マークを提案。常時ストックで、1反から販売できるシステム体制を整えており、発注タイミング引き付けが強まるアパレルの小ロット短納期のニーズに対応する。
(繊研新聞 平成31年4月12日)