2019.08.23
プレスリリース
第42回 全国服地卸ランキング 有力服地卸「わが社の主張」
~独自の素材・仕組みでこれからの市場を創る服地卸~
消費者もより個性化が進み、脱・同質化のためのオリジナル商品が求められるなかで、世界の素材と対峙し得る高品質・高感度の素材開発や、安定的かつクィックな素材供給、市場を創造・リードする適切な企画構成や情報発信など、各社各様の独自性の中に服地卸の存在意義があるといえます。そうした独創性や持ち味を充実・強化するための重点チャンネルの設定や新たなネットワークづくり、人材育成などの取り組みも既に始まっています。こうした状況のなかで、有力服地卸に「素材開発やネットワーク構築、人材育成など、新市場創造」のテーマで主張を聞きました。
サンウェル
執行役員 テキスタイル販売第一事業部長
安永徹三氏
~4つの創造(顧客、市場、商品、事業)~
業界をとりまく環境は厳しさを増し、短期的・暫定的な対応では打開できない局面を迎えています。そこで私たちは体に染みついた従来の方策だけではなく、新たな方法・価値を見出すべく「4つの創造」をコンセプトに、さらなる一歩を踏み出しています。ここで掲げる「顧客」「市場」「商品」「事業」4つすべてに関連し、特に注力する例としてEC市場拡大への取り組みがあります。モニタ越しでも訴求力を失わない機能性や付加価値が重要視されると同時に、多様化するニーズに対応可能なオリジナル商品の開発を国内外で進行中です。また、昨年ベトナムに現地法人を設立し、タイ現地法人と合わせてより強固になったASEANでの地盤を活かし、安定したクイックデリバリー体制を構築しています。それらを複合的な提案力に変え、最終的には業界全体で意識すべきECOやサスティナブルな循環型事業を生み出す一助となることを目指しています。
(繊研新聞 令和元年8月23日)