Over the next half-century

ユニフォーム開拓に本腰

2019.10.07

プレスリリース

~雑貨など資材向けも~

 サンウェルは3年前に社内で「資材開発プロジェクト」を立ち上げ、ユニフォーム、生活資材、切り売り向け生地販売の拡大を狙っている。それぞれの分野に向けた生地企画も充実してきており、個展で披露する。

 多品種・小ロット・短納期機能を最大の特徴とする同社の生地販売事業は以前、雑貨小物向けや切り売り市場向けが主要販路だった。しかし、ここ10年ほどは高感度なファッションアパレル向けの生地企画を充実させるなどトレンド重視の傾向を強めていた。

 ファッションアパレル向けを維持しながら、再び資材向けを拡大しようと立ち上げたのが資材開発プロジェクト。以前の主要販路だっただけに取引口座は残っている。あとは同分野に向けた生地企画を充実させるだけだったが、ここに来てプロジェクトの成果が表れてきた。

 ユニフォーム向けとしてまず用意したのが、制電糸使いの生地。3品番を既に投入済みで、今回の個展では2品番を追加する。いずれも備蓄するため「小口から即納できるので便利に使ってほしい」と話す。その他、帝人フロンティアのポリトリメチレン・テレフタレート(PTT)繊維「ソロテックス」使いの生地など約30品番を、ユニフォーム分野に向けて訴求する。ユニフォーム開拓ではサービスユニフォームを主な対象とする。

 生活資材向けには、国内産地と取り組んだジャカードや帆布、和紙糸使いなどを充実させる。ジャカードは播州織産地の織布企業と連携した「播州ジャカード」として、帆布は岡山・倉敷の織布企業と取り組んだ「倉敷帆布」としてタグも作成して訴求する。

 これら資材向け生地とファッションアパレル向け生地を20春夏向けの個展で披露する。大阪展が8、9の両日、大阪市中央区のサンライズビル。東京展が17、18の両日、東京都渋谷区の原宿クエスト。

(繊維ニュース 令和元年10月7日)

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