Over the next half-century

環境配慮やナチュラル感素材を拡販

2020.06.04

プレスリリース

サンウェル21年春夏

~機能やトレンド提案も~


 服地コンバーターのサンウェルは21年春夏向けで、環境に配慮した素材やナチュラル感のある素材を中心に、機能やトレンドのテキスタイル提案も強める。アパレルから雑貨資材分野まで販路拡大をにらみ、約200マークを揃える。
 SDGs(持続可能な開発目標)対応を強める同社は、リサイクルポリエステルやオーガニック綿を重点にすえる。使用済みペットボトル由来の「エコペット」は、PTT(ポリトリメチレンテレフタレート)繊維「ソロテックス」や透湿撥水ポリエステルとの複合などを中心にする。バッグなど雑貨向けには和紙素材の提案を強める。
 春夏の柱素材として期待する麻は、人気のフレンチリネンや綿・リネンのほか、レーヨンやポリエステルとの複合により、リラックス感と上品さが融合した表情に変化させる。ボトム向けには軽い質感で、鮮度のあるシルエットが出る適度なハリ感と落ち感を打ち出す。
 機能素材は麻調の質感と風合いのポリエステル「リフラクス」が、今春夏物でもイージーケア性やウォッシャブル性、ストレッチ性が好評で、表現を拡大する。吸汗速乾機能の「ソロテックス・ドライ」を拡販するほか、引き合いが増えている抗菌加工や接触冷感の機能素材も需要を見極めて対応する。
 また、無地を中心に大胆なカラー提案を強めつつ、ラッセルレースやオーバーレースなどの透け感素材、サッカー調の凹凸素材などトレンドを意識した表現も取り入れる。
 緊急事態宣言の全面解除に伴って、6月からショールームの営業を再開しており、アパレルから間口を広げ、雑貨のほかにユニフォーム向けのアプローチも強化する。セミプロ層の取り込みも視野に入れながら、オンライン上での発信の可能性を追求する。

(繊研新聞 令和2年6月4日)

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