2020.11.05
プレスリリース
サンウェル21~22年秋冬 新たなサステイナブル素材も
服地コンバーターのサンウェルは、21~22年秋冬向けにSDGs(持続可能な開発目標)に対応した素材ブランドを新たに打ち出すほか、テレワークの広がりでストレスのない素材感が求められるなど、ニューノーマルに対応した素材を拡充する。
サステイナブル(持続可能)への関心が高まるなか、「ヘルシーテキスタイルがサンウェルのテキスタイル全般のキーワードになるかもしれない」としてSDGs対応を更に強め、新たに素材ブランドを立ち上げる。
リサイクルナイロンを活用した素材群はメンズ、レディスの一般衣料やアウトドア用途も見据える。リサイクルポリエステルを用いたストレッチ糸使いの素材群は、快適性や着心地の良さを生かし、ツーマイルウェアとしての提案を進める。
店頭でも好評なウール調合繊「ラナテック」は、リサイクルポリエステル使いの「ラナテック・エコ」を開発した。スポンディッシュな2重織りや3重織りで、シルエットを作りつつ、着心地の良さや家庭洗濯でも型崩れしにくい点をアピール。テレワークの広がりでジャージー素材に引き合いがあるなか、織物の提案も強めていく。
家でリラックスしつつ、ちょっとした外出にも対応できる素材や、「Go Toキャンペーン」などでおしゃれしてお出かけしたいといったシーンに対応する素材へのニーズも強い。ポリエステルでもセルロース繊維「テンセル」との混紡やストレッチの効いたものなど、素材感として心地よさや肌触りが求められると見る。きれいめ素材を製品染めすることでこなれた雰囲気になるとして、ナイロンやポリエステルの製品染めの人気が高まっており、製品染めに対応する素材も提案する。
(繊研新聞 2020年11月5日)