2021.07.21
プレスリリース
有機綿やリサイクルナイロン
~ブランディングで消費者にもアピール~
サンウェルは、オーガニックコットン(OC)やリサイクルナイロン使いなどSDGsに貢献する素材群でブランドを立ち上げ、素材バリエーションも拡充している。独自のブランドタグを用意するなど、消費者を含めた認知を高めていく。
オーガニックコットン使いの「CO.Organics」(コードットオーガニックス)は、インドやトルコなど各地から厳選したOC100%にこだわり、無地や先染め、ジャージーなど55品番を用意。20~50番手の中軽衣料向けの定番素材に加え、10番カツラギなど資材に使える素材も用意した。オリジナルの下げ札には、同社が賛同・参加している綿産地での危険な児童労働から子どもを守り、就学を目的とした「ピースインドプロジェクト」も紹介。下げ札の使用で収益の一部が寄付される仕組みだ。
カジュアルやアウトドアでの軽アウター使いに最適なのは、リサイクルナイロン使いの「Re;CONHny」(リコンフィー)だ。工場の廃棄繊維などを回収し糸に戻すことで、ゴミや新たな石油使用を減らす。綿との交織素材やタスラン加工素材など約10品番を揃えた。
サステイナブルとストレッチなどの機能性を両立したヤーンブランドも立ち上げた。リサイクルポリエステルを用いたPBT(ポリブチレンテレフタレート)繊維「RE;NAPES」(レナペス)は、タウンユースからスポーツまで幅広い汎用性があり、イージーケア性も特徴。ウェザーやツイル、ピケなどを揃え、既にスポーツ用途での実績も出ている。
(繊研新聞 2021年7月21日)