2021.07.30
プレスリリース
代表取締役社長 今泉 治朗
―SDGs(持続可能な開発目標)達成に向けた取り組みが各所で活発化しています。
当社も再生ポリエステルやオーガニックコットンの生地ブランドを立ち上げるなど取り組みを加速させています。最大の貢献は、生地備蓄機能によって製品在庫や廃棄のロスを低減できること。必要な時に必要な量だけ供給できる体制を敷いています。
廃棄問題については、新たなサプライチェーンをしっかり構築できれば、少しずつ改善されるのではないでしょうか。値頃感のある商品を作る力が日本にはありますしね。
―産地や染工場の技術力や踏ん張りによってですね。
そうです。当社にとっては特に、綿無地、合繊無地、綿先染めという3本柱を支えてくれる産地企業や染工場が非常に重要です。今後もこの商品群に特化していく方針を立てていますので、産地・染工場の協力が不可欠です。
―3本柱以外の商品については。
“持ち合い”に力を入れています。同業他社や産元商社と取り組んで、自社で供給できないものについては補完し合う取り組みです。競合しながらも協業できるところはする。物流や輸出の面でも協業できることはたくさんあります。
産地や染工場に対して発注責任をしっかり果たしていきます。生地の用途を開発し、企画、販売し、仕入れ先への発注を安定させる。これが当社のミッションです。
(繊維ニュース 2021年7月30日)