2023.08.23
プレスリリース
服地コンバーター、サンウェル（大阪市）はレディスアパレル事業で、ECに力を入れている。コロナ禍で取引先の廃業や閉店があり、インフルエンサーを起用したSNSでの発信と、自社ECサイトへの誘導に重点を置き、少しずつだが売り上げを伸ばしている。
ブランドはモード寄りでフェミニンな「ヴェロフォンナ」、ナチュラルでガーリーな「ハウピア」、2年前に始めたシンプルなリアルクローズの「ルルット」がある。テイストは異なるがターゲット年齢はいずれも30～40代。本社の1階は昨年秋にリニューアルし、3ブランドの常設ギャラリーとした。カフェコーナーも設けた。
各ブランドともインフルエンサーと共同企画した商品の販売を強化している。インフルエンサーが自分のインスタグラムなどで発信する。ルルットでは、昨年10月に発売したスカラップディテールのブラウスが追加生産を重ねて500着を売るヒット商品になった。3ブランドを集めた自社ECは「サンスクエア」の名称で、昨年秋から試着希望を受けている。予約すると本社1階のギャラリーで試着ができ、ECで決済する。購買率は高いという。
(2023年08月23日 繊研新聞)
