Over the next half-century

サンウェルの中国法人 現地開発品で成果

2024.01.17

プレスリリース

~23年は増収増益~

  【上海支局】サンウェルの中国法人、燦日泉〈上海〉貿易の2023年業績は、前年に比べ増収増益だった。ネット通販専業から百貨店アパレルまで、新規顧客を含む幅広いブランド向けの生地販売を伸ばした。ここ数年力を入れる現地開発の備蓄品が成果を上げている。
  顧客が小ロット・短納期ニーズを強める中、ここ数年現地開発を強化し、中国製備蓄品の充実を図ってきた。現地のニーズに応える生地に特化し、マーク数を絞って開発してきた結果、「ヒット率が高まった」と、安富哲総経理は話す。昨年は、好調が続くネット通販ブランドに加え、百貨店アパレルも健闘した。新規顧客の開拓も進んだ。
  中国市場は消費者マインドの低迷が続き、苦戦するブランドが目立つ。その中で、同社の足元の商況は悪くない。現在は24春物向けのデリバリーの終盤だが、「上向きの動きが続いている」(安富総経理)と言う。
  今年も営業スタッフをはじめとした人材増強と、現地での商品開発に重点を置く。これにより、前年比増収増益を目指す。
  同社は、中国製備蓄品とバイオーダー品、日本製備蓄品の中国内販を手掛ける。中国製備蓄品の販売が大部分を占める。金額ベースで中国製が8割、日本製が2割を占める。

(2024年1月17日 繊維ニュース)

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