2024.08.09
プレスリリース
最終製品で具体的提案
サンウェルは、25年春夏素材商談会で「着る自然」をテーマに、多様な加工や技術を駆使して〝自然〟をイメージさせる生地を、具体的なアイテムに落とし込んで提案する。「業界全体に春夏物の販売期間が長くなっている」として、「当社が得意とする春夏素材の企画を充実して、拡大を狙う」方針だ。
リネン・レーヨンに微細な光沢のシルバーラメを加えて「水面に差すキラメキ」を表現した生地は、軽やかな印象のジャケットやパンツ用途として打ち出す。ナイロン100%に塩縮加工をした生地は肌離れの良さで清涼感を発揮し、ワンピースやボトム用途に提案。ポリエステル・レーヨン混紡のサイロコンパクトヤーンを生かした素材は、繊細なクリア感としなやかな風合いが特徴だ。毛羽立ちが少なく、抗ピリング性に優れジャケットやジレ、ボトムなどの用途を想定する。ポリエステル・ポリウレタンで、程良いシアー感とジャカード編みの凹凸感がある「マースルージャカード」は、ゆったりとしたシルエットのスカートに使用することで上品な印象を演出する。
サンウェルは、来春夏に向けて「スプリングフラワー」と「ロハスコア」をテーマに最終製品による提案を拡充。スプリングフラワーではシーズン立ち上がり商戦を意識したブラウスなどトップを中心に「パステルカラーを基調に、イエローやピンクなど華やかな色合いを打ち出した。鮮やかなブルー系生地も人気品番」。
ロハスコアでは、肌触りの良さや上品な光沢、ゆったりとしたシルエットを特徴とするアイテムを揃える。袖の着脱や、ストリングでウエストをシェイプするなどして多様に着こなせるジャケットを見せた。
(2024年8月9日 繊研新聞)