2025.08.21
プレスリリース
シアー感や麻調打ち出す
サンウェルは、26年春夏展示会で、〝シティーロマンス〟をテーマに「30~40代の洗練された女性に向けたスタイリッシュとロマンティックな要素」を加味したアパレル企画を、多様なテキスタイルを使い提案した。レオン・インターナショナルの3Dデザイン開発支援サービス「VDM」を共同でみせた。
3D製品開発支援も訴求
テキスタイルのファッショントレンドを反映したシアー素材をポリエステル・リネンを使い、合繊のきれいめな雰囲気と麻のによるランダムな春夏らしい表面感を併せ持たせた。ナイロン・「テンセル」のシアーローンはドレープ性とエアリーな素材感できれいめカジュアル用途を意識する。ナイロン・ポリエステルの〝プリズムシアーヴィンテージローン〟は、透明感がありながら繊細な光沢をもつ高品位な品番だ。
一方、ポリエステル100%の麻調生地ブランド「リフラクス」のパナマは、ナチュラル感とドライな風合いを持つ。パナマ組織によるざっくりとした凹凸感をもちながら、通気性も良いのが特徴だ。
これらの特性を生かしながらバルーンシルエットスカートやワンピース、ジャケットなどの多様なアパレル製品による提案が目を引いた。
同社は、レオン・インターナショナルと共同で、3Dデザイン開発支援サービスのVDMを打ち出した。VDMは3DとAI(人工知能)技術を活用し、企画から製品開発・販売までを一気通貫で行う枠組み。アパレル製品などの実物が無くても色展開や着用画像を即時作成できる。デザインしたアパレル製品をデジタル上で可視化して、ビジュアルをチーム全体で共有化できる。
また、作成した3Dデータは保存され、いつでも再利用できる。VDMで採用されたテキスタイルを、自社のテキスタイル販売ECシステム「サンウェルネット」などを通じて販売し市場拡大を図る構えだ。
(2025年8月21日 繊研新聞)