Over the next half-century

“サステ企業”発信に力~GRSも取得して~

2025.10.02

プレスリリース

 生地商社のサンウェル(大阪市中央区)はこのほど東西で開いた総合展で、環境認証も取得するサステイナビリティー企業であることの発信に改めて力を入れるとともに、多彩な新作生地を打ち出した。

 今年6月、国際認証の「GRS」(グローバル・リサイクルド・スタンダード)を取得した。オーガニック綿や再生ポリエステルなど素材でのサステ化は以前から力を入れてきたが、特に海外市場への訴求力を高めるためには今以上に「サステ企業であることを発信する必要がある」として取得した。

 同時に、生地から製品、物流の各分野で国内外の豊富な企業とパートナーシップを組み、広範なネットワークを築いていることを改めて訴求した。

 生地の打ち出しでは、一日を早朝、出勤、ビジネス、アフターファイブ、リラックスという五つのシーンに分け、ストレッチ、通気性、撥水(はっすい)、防風、UVカットなどそれぞれのシーンに適した機能性生地を紹介した。

 再生ナイロン糸使いの「リコンフィー」、オーガニックコットン100%の生地を集約した「コードットオーガニック」、ウール調合繊の「ラナテック」、麻調合繊の「リフラクス」綿調合繊の「マルーデ」など、機能や特徴を分かりやすく分類した各生地ブランドの紹介も来場者から注目された。中でも「ジャパンレガシィ」として提案した、越州、遠州、尾州、紀州、播州――の各産地との取り組みから生まれた日本製生地のコーナーが目を引いた。今後、海外市場へも同様の打ち出しを行う。

(2025年10月2日繊維ニュース)

お知らせの一覧に戻る