
2026.01.07
プレスリリース
小口即納機能が評価に
生地商社のサンウェル(大阪市中央区)がユニフォーム分野の開拓で徐々に成果を上げている。新規参入組として、「もっといろいろな生地から選びたい」というユーザーの需要をつかんだようだ。
2018年にユニフォーム分野を開拓する方針を立ち上げ、専任の商品開発担当や営業スタッフを配してスタートを切った。デザイン性が高く、ワークウエアほど厳格なスペックを求められないサービスウエア向けから始め、今では別注向け、カタログ定番品向けの両方で業界に食い込むようになった。
同社の以前の主力生地は綿無地や綿プリントだったが、近年は市場の流れを捉える形でポリエステル生地を大幅に拡充しており、それもユニフォーム分野に進出する上での追い風になったと自己分析する。
サービス系でも一定のスペックは求められる。そのため公的機関などで試験を行い、基準をクリアした生地をラインアップしていった。同時に、再現性への対応として備蓄からの安定供給体制も改めて整えた。
備蓄機能による小口供給体制は日本、中国、タイそれぞれの拠点で重宝されており、台湾やベトナムの協力工場から国内や別の縫製国へ供給するケースも多いと言う。地産地消の流れが強まる中、この海外受け渡し機能が評価された。今後も仕入れ先を拡充していく。
サービスウエア向けで人気が高いのが、綿調合繊の「マルーデコットン」、ウール調合繊の「ラナテック」、麻調合繊の「リフラクス」など、一般衣料向けでも売れているシリーズ。それぞれで速乾性やストレッチといった機能性をうたいながら、環境配慮需要にも対応。同系生地をシリーズ化して分かりやすくブランディングしたことがユニフォーム分野でも好評を博している。
今後は制電糸使いの生地を拡充し、ソフトワークを軸にワークウエア分野の開拓を進める。そのための専用サンプルブックも作る。
(繊維ニュース2026年1月7日)