Over the next half-century

分かりやすくシリーズ提案

2023.09.21

プレスリリース

今日まで大阪展

 生地商社のサンウェル(大阪市中央区)は生地の打ち出しで、シーズンレスとシリーズ分けにこだわる。アパレルなど顧客からは「非常に分かりやすい」と好評だ。
 同社が持つ多彩な生地ブランドを、シーズンも限定せずに訴求する。サステイナブルなシリーズとしては、再生ナイロン糸使いの「リコンフィー」、オーガニックコットン100%を集めた「コードットオーガニック」、再生ポリエステル糸使いでストレッチ性にこだわった「レナペス」の三つが軸。それぞれ下げ札も付けて機能や特性を打ち出す。ただし、「サステを全面的に訴求するのではなく、まずは風合いや機能で生地を選んでもらい、結果的にそれがサステだったという打ち出し方」を意識する。
 ふんわりと仕上げた綿先染め織物の「ふわ」と1反ずつワッシャー機で丁寧に加工を施した「クラフトワッシャー」は共に播州織産地との協業。天然素材使いの国産シリーズとして打ち出す。
 ここ数年で同社の看板シリーズの一つに成長したウール調合繊の「ラナテック」、麻調合繊の「リフラクス」では再生糸使いの新作を投入してアップデートを図った。「調」の第3弾として投入した綿調の「マルーデ」シリーズも好評だ。
 その他、フレンチリネンのシリーズ、ユニフォーム向け生地、再生ポリエステル糸使いのシリーズ、無水染色「イーダイ」などでそれぞれ新作を投入するほか、特殊なポリエステル・レーヨン混紡糸を使って毛羽立ちが少なく抗ピリング性に優れ、繊細でしなやかな風合いを出した「リンブレス」を新たな生地ブランドとして発表した。
 これらの生地を、4年ぶり開催の大阪展で展示訴求している。大阪展はサンライズビル大阪(大阪市中央区)で今日21日まで。

(2023年9月21日 繊維ニュース)

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